*豪雨被災を受けた水車 再び回り始める*第11号
ボランティアの力を借りて復活
豪雨被災した河合信夫さん(90歳)が製作した水車がボランティアの力を借りて修理し再び回り始めました。
水車は20年前、山から水を引いたのがきっかけ。
「何か新たに作りたい!」と思っていたとき、偶然、岐阜県郡上市加子母の舞台峠で3mくらいの水車を見つけました。
「これだ!」と作りたい気持ちが湧いてきました。
その場で、骨組みや回転する構造を頭に入れて自宅に帰り、ホームセンターで材料を仕入れて思い出しながら作りました。
水車復活のきっかけは、河合さん宅に何回かボランティアで復旧作業に訪れていたNPO団体「幡ヶ谷再生大学復興再生部」の岐阜自主練(幡再岐阜自主練)」の方々です。
その方々は、数十メートル先で見つかった水車を河合さん宅まで運んだ際、河合さんから水車への熱い想いを伺いました。
その後、お宅の復旧作業が落ち着き、団体として次の作業を考える中で「なんとか修理できないか」という話になり「もう一度回したくないですか」と河合さんに提案。
8月25日、河合さんから指示を受けながら修理し、復活しました。
修理の様子はコチラ↓↓「幡ヶ谷再生大学復興再生部 岐阜自主練」Twitterより
https://twitter.com/Jishuren_Tokai/status/1033311503179366400
「幡ヶ谷再生大学復興再生部」の理念や活動状況など、詳しくは↓↓
タナカ記者より
普段は上之保生涯学習センターに机がある私ですが、時々水車を目印にセンターに訪れる方がいます。
河合さんは、自宅横の水車の他に要望がある度に水車を作って来られたそうです。
その数は10個以上。
上之保内のあちこちの庭で回り続けています。
被災前に当新聞で紹介したいと思い、自宅にお邪魔して話をお伺いしていました。
その際、鳥用のゲージや竹で作った魚捕獲用の小物など、今までに作ってこられた自慢の作品をわざわざ倉庫から取り出して見せて下さいました。
その時の表情と被災した水車が復活した時の表情はどちらもイキイキとした表情。
心の底からものづくりがお好きなのだと感じました。
人口減少・少子高齢化など深刻な問題を抱える上之保ですが、上之保に住む人の元気の源を一つでも多く見つけて取材し、発信していきたい。
2018年10月4日発行
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
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▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼つぼ川薬局
▼津保川中学校 ▼関市社会福祉協議会 武儀支所(武儀老人福祉センター)
関市街
▼関市立図書館
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