今年も開催!子どもたちのにぎやかな声響く
岐阜県関市上之保地域の最北端にあり、平成30年7月豪雨被害の爪痕を残す、ネイチャーランドかみのほキャンプ場で、毎年恒例のアマゴつかみ、マス釣り体験が開催され、子どもたちのにぎやかな声が上之保の山奥に響きわたりました。
当初、7月8日に開催する予定でしたが、連日降り続いた豪雨の影響で、延期となったにも関わらず、120組の家族連れが参加しました。
アマゴつかみ体験では、岩陰に隠れたり、動き回ったりしているアマゴを水中メガネなどを使って探し、「あっちいった」と声を掛け合い、子どものみならず、大人も真剣な様子でした。
本イベントは今年で10回目。参加者のほとんどは、リピーター。当初から参加している方もおられるそうです。
運営スタッフの大半は、当施設がある鳥屋市地区在住。中には被災した方もおられました。
上之保を活気づけようと前を向いて、明るい表情でイベントや模擬店を運営している姿に感動しました。
記事・写真:関市地域おこし協力隊(上之保地域担当)田中利弥
2018年8月19日公開
※当記事は当ブログのみでの公開です。
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
関市武儀地域
▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼津保川中学校
関市街
▼関市立図書館
順次掲載場所拡大中!!
笑顔全開!復興ライブ開催
水害から1か月と少しが経った、8月14日(火曜)、日用品などを扱っていた商店「マルヘイ」裏で復興ライブが開催され、100人以上が集まり深刻な被害を受けた、関市上之保・川合地区に賑やかな声が響き渡りました。
マルヘイは、津保川氾濫によって1メートル以上浸水し、商品やレジなどの店内に置いてあった物品は水没。数千万規模に上る被害を受けました。
主催は旧上之保中学校の音楽好きの卒業生が集まって結成された、上中バンドメンバー。
会場では、ご当地キャラクター「ゆずりん」を運営する、上之保地域活性化ビジョン団体「郷友会」のメンバーやアサヒビールさんをはじめとする、多くの方々の温かいご支援によって、焼きそばやフランクフルト、かき氷、飲み物が無償提供されました。
上中バンドによる演奏だけでなく、シンガーソングライターの福原誠さんも友情出演。
上之保地域で例年開催している行事が相次いで取りやめになる中、開催にあたり心苦しいお気持ちもあったと思います。笑顔なしでは復興できません。開催頂いたことに感謝です。
一番印象的だったのが、皆さん終始笑顔!
お盆期間とあって、20~30歳台の方も多く来場されており、故郷を大切に想う気持ちを感じました。また、上之保に関わる人と人との繋がりの濃さと団結力を改めて感じました。
記事・写真:関市地域おこし協力隊(上之保地域担当)田中利弥
2018年8月15日公開
※当記事は当ブログのみでの公開です。
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
関市武儀地域
▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼津保川中学校
関市街
▼関市立図書館
順次掲載場所拡大中!!
*全国各地から支援の手* 上之保水害
8日未明まで降り続いた豪雨の影響で、津保川が氾濫し、岐阜県関市上之保地域では多くの被害を受けました。
被害状況はこちらをご覧ください。
復旧作業にあたり、水害当日から被災した親族や友人が駆けつけ、
7月9日(月)から20日(金)にかけて関市社会福祉協議会が、ボランティアを募集し、全国各地から個人や団体で、およそ4,000人がボランティアに駆けつけて下さいました。
その時の住民やボランティアなど、復旧作業に従事された方々の様子、地域の様子を写真でまとめます。
■大まかな水害当日からの動き
8日:上之保水害
上之保温泉「ほほえみの湯」無料開放
(被災された方々、復旧作業に従事された方々対象)
9日:関市社会福祉協議会より、ボランティア一般募集開始。
上之保老人福祉センター前に上之保ボランティアセンター開設
ボランティア活動時間 9時~15時
20日:ボランティア一般募集終了
上之保ボランティアセンター閉鎖
21日:ボランティアは、関市登録団体のみに
■ボランティアなど、復旧作業に従事された方の様子
床上浸水被害を受けた建物の復旧作業順で掲載(だいたいなってます)
①浸水した日用品や家財道具の運び出し
②床上に溜まった泥を取り除く
明ケ島地区出身で、実家の復旧作業に来た埼玉県在住の30代男性は「実家に電話したが繋がらず、気になって水害当日の新幹線に飛び乗った。今の自分にできることを精一杯やりたい」と話していた。
③床を剥し、床下に溜まった10cmくらいの泥の層を取り除く
④1か月以上かけてゆっくり時間をかけて乾かす
■建物以外での被災場所の様子
■上之保老人福祉センター前にボランティアセンターが開設
■現場の様子
〇各地区の集会所前やグラウンドなど広い場所に被災ゴミステーションが設けられた
■温かいご支援
出店された方々は「ボランティアに来た。ボランティアの一般受付は終了してしまったが、水害はまだ終わっていないと思った。何か自分たちにできることはないかと想い、無料で振る舞うことにしました」と有志の方々は話していた。
タナカ記者より
当記事を書くか迷いに迷いました。
無残な上之保の姿を残すことは、上之保の印象を悪くさせるのではないかとも思いました。しかし、私の記憶に留めておくだけではなく、多くの方々に知って頂き、今回の出来事を風化させないことが今の私にできることだと思い、書くことにしました。
私の知る限りでは、北は茨城県、南は大阪府から、全国各地から温かいご支援を頂いた方々のおかげで水害前の落ち着きを取り戻しつつあります。
断りをせずに写真を撮った方もおられるかもしれません。この場を借りて謝罪します。
写真を撮らせて頂いた上之保地域の方々、復旧作業に従事された方々、本当にありがとうございました。
感謝します。
被災された方々にお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興を目指して。
がんばるぜ上之保
記事・写真:関市地域おこし協力隊(上之保地域担当)田中利弥
2018年8月15日公開
※当記事は当ブログのみでの公開です。
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
関市武儀地域
▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼津保川中学校
関市街
▼関市立図書館
順次掲載場所拡大中!!
上之保水害 被害まとめ
2018年7月8日(日)、連日にわたって降り続いた豪雨の影響で津保川が氾濫し、岐阜県関市上之保地域の歴史史上、最大級の被害となった。
上之保地域の被害をまとめた。
■建物浸水被害
床上浸水:136戸 床下浸水:159戸 計293軒(7月13日時点)
参考 上之保地域世帯数:597世帯(2018年4月1日時点)
■車両被害:136台
■道路被害
アスファルトやガードレールが剥がれる、道路が陥没する、電柱が倒れる 等
■農業被害
畑や水田に土砂や木が流れ込む・電気柵が倒れる 等の被害
■その他
タナカ記者より
当記事を書くか迷いに迷いました。
しかし、私の記憶に留めておくだけではなく、多くの方々に知って頂き、今回の出来事を風化させないことが今の私にできることだと思い、書くことにしました。
写真を撮らせて頂いた上之保地域の方々、本当にありがとうございました。
感謝します。
被災された方々にお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興を目指して。
がんばるぜ上之保
記事・写真:関市地域おこし協力隊(上之保地域担当)田中利弥
2018年8月1日公開
※当記事は当ブログのみでの公開です。
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
関市武儀地域
▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼津保川中学校
関市街
▼関市立図書館
順次掲載場所拡大中!!
水害を乗り越え営業再開 ◇しらゆり美容室◇
7月8日未明まで降り続いた豪雨の影響で、津保川が氾濫し、岐阜県関市上之保地域では200軒以上の建物が床下床上浸水や、
車が流される、
道路が陥没する、
などといった上之保地域の歴史史上最大級の被害があった。
最も被害が大きかった、上之保生涯学習センターの裏通り、川合・棚井地区。
ここは、スーパー、自転車店、精肉店、衣料品店などなど、様々なお店が立ち並んでおり、いわゆる「商店街」のような存在。
この通りの裏側には、津保川が沿うように流れている。
水害で、高い所で2メートル近くまで濁流が押し寄せて、ほぼ全軒が床上浸水被害。
その中の1軒、
「しらゆり美容室」が7月25日に営業再開!!
お店を経営する、2代目の長谷部清二さんから氾濫当時の状況をお聞きした。
==============================================
就寝中で、親族の声で目が覚め、すぐさま高台へ車を移動。
お店兼自宅に戻ってきたら、すでに40cmほど水が来ており、お店入り口のガラスが割れていたり、物が浮いていたりしていた。
そんな状況の中、2階へ避難し、外を見ると、近寄れないほどの濁流がお店の前の道を勢いよく流れていた。
その時、有線放送が流れていたそうだが、物がどこかにぶつかる音や勢いよく流れる濁流の音で全く聞こえなかった。
水が引くまで、自分の身を守ることと、家族のことだけしか考える余裕がなかった。
水が引き、夜が明けてお店を見ると呆然とした。
==============================================
道路陥没や土砂崩れによる通行止めや交通規制が各地で起こっている中、水害当日に親族や、子どもの友人、同級生が駆けつけ、泥の掻き出しや片づけを行った。
リニューアルし、7月25日(水曜)、営業再開することができた。
水害当日から営業再開に至るまで懸命に発信をされていた息子さんのお店ブログはこちら↓↓
長谷部さんは、お店を再開した理由をこう話す。
片づけをしているときもお客さんから心配する声や再開を望む声をたくさんもらった。
髪を切りたいと思っているお客さんがいらっしゃる限り、期待に応えるのが私の使命。
お客さんに「再開します」と電話をしたところ、再開初日から多くのお客さんが来店。
お客さんの声
◆私、家に来てもらって結婚式に着る着付けをしてもらった。
もう50年くらいのお付き合い。
これを機に辞めるお店多いし「どうしよー」と思った。
電話もらった時、うれしかった
◆上之保で80年生活してるけど、ここまでの被害は初めて。
再開すると聞いてうれしかった。
◆ここできれいにしてもらうと、家で鏡が見れるようになる。
水害後、気になって電話をかけたくても、電話をかけにくかった。
再開する電話が来て、ほっとした。
タナカ記者より・・・
開店してから60年余り。
「お客さんをきれいにする喜びがある」と長谷部さん。
お客さんの好みや要望を知り尽くし、お客さんを大切にする。
心から美容がお好き。
これらの長谷部さんの想いがお客さんに伝わっているからこそ、心から愛されている美容室なのだと感じました。
また、息子さんや娘さんからプレゼントされた、お花には、メッセージカードが!
ご来店の際には、そちらもお見逃しなく。
がんばるぜ上之保!
=======================================
しらゆり美容室
関市上之保15016-6(上之保生涯学習センター裏通り)
営業時間:8時半~18時
定休日:月曜・第3日曜
TEL&FAX:0575-47-2144
※電話をしてご来店下さい。
=======================================
※この記事は当ブログのみの公開です。
※一部の写真に岐阜県加茂郡富加町で美容室をされている、息子さんのお写真を使用しています。
2018年7月27日公開
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
関市武儀地域
▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼津保川中学校
関市街
▼関市立図書館
順次掲載場所拡大中!!
ようやく自宅で洗濯ができた @上之保水害
降り続いた豪雨の影響で津保川が氾濫し、292軒(7月12日20時時点)が床上床下浸水被害や、車が400m近く流される、道路のアスファルトが剝がれるなどの被害を受けた、岐阜県関市上之保地域。
最も被害が大きかった、川合・棚井地区住む、栗田さん夫婦。
自宅は、2m近くまで浸水し、1階部分が被災した。
1階に置いてあった洗濯機は、被災。
さらに、洗濯機に繋がっていた、排水管は土砂で詰まってしまった。
連日の片付けや猛暑、洗濯物は増えるばかり。
車で3分ほど行ったところにあるコインランドリーを使おうにも、コインが足りない。
両替をしたくても、近くの金融機関やコンビニのATMは被災。
両替をするために関市街へ。
上之保に戻り、明かりが消えたコインランドリーで、洗濯機と乾燥機を回し、着る服を準備する。
そんな生活が1週間以上続いた。
水害から10日後、届いた新品の洗濯機を業者に使えるようにしてもらい、ようやく自宅で洗濯ができた。
栗田さんは「無理せず、少しずつ元の生活に近づけたい」と意気込んだ。
終わりの見えない闘いが続く。。
■上之保地域にあるコインランドリー
洗濯:900円、乾燥:100円(8分間)※100円コインのみ使用可能
コインランドリー内の電灯は21時に消灯
※コインランドリー自体は使用可能
※この記事はウエブサイトのみの掲載です。
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
関市武儀地域
▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼津保川中学校
関市街
▼関市立図書館
順次掲載場所拡大中!!
*貴重な植物*第10号③
6月上旬、船山地区在住の藤野さん宅前にある小高い丘で、ササユリが50輪近く咲いた。見頃になると、船山地区内で話題となり注目を集めた。藤野さんが草刈りするなどして管理をしている。全て自生。
藤野さんは「今年はたくさん咲いた。雑草と間違えないようにしながら草刈りをするのが大変だけど、咲くとやりがいを感じる」と苦労を話した。
ササユリは、上之保地域内のあちこちで咲いていたが、そのほとんどが獣害被害を受けて姿を消した。現在、地域内でこれほど多くの花が咲く場所はほとんどない。
2018年6月28日発行
タナカ新聞とは・・・??
岐阜県関市上之保地域で関市地域おこし協力隊として活動する田中利弥(私)が、上之保地域で独自の目線で見つけたヒト・モノ・コトを取材し、不定期で発行している新聞です。
〇掲載場所
関市上之保地域
▼上之保温泉「ほほえみの湯」 ▼上之保生涯学習センター ▼珈琲すずらん
関市武儀地域
▼道の駅「平成」 ▼武儀生涯学習センター ▼津保川診療所 ▼津保川中学校
関市街
▼関市立図書館
順次掲載場所拡大中!!